こんにちは!9年勤めた会社を退職し、今年からFIRE生活を始めたおくつまべてぃです。誰かの役に立てばと思い、退職後の手続きについて実体験をまとめています。
今回は、2か月の待期期間が設けられている人の場合は初めて失業保険を受け取ることができる、2回目の認定日についてまとめてみました。あくまでも私の実体験でしかないので、待期期間の有無も認定日の日付も人によって異なりますが、自分の場合はどうなるか考える参考になればと思います。
この記事を読んで分かること
・2回目の認定日についての概要
・筆者の場合、いつ、何円の失業保険を受給しているのか
・認定日前の準備について
・失業保険の給付制限期間中の過ごし方(「給付制限期間中のハローワークの認定日は行かなくていいの?」「求職活動っていつからいつまでのものが対象になるの?」などの疑問を解消します)
2回目の認定日ってどんな日?
最初に、「2回目の認定日」がどんな日かですが、待期期間の有無によって、この日付と意味合いは大きく変わってきます。
待期期間が2か月ある場合は、2回目の認定日でようやくお金がもらえる
おくつまの場合は、9年正社員をして自己都合退職していますので、2024年現在の基準ですと、もらえる失業保険は90日分、もらえるまでに待期期間が2か月発生しています。
上の図は、私の認定スケジュールです。左上からZの順番で見てください。
濃い灰色で示している7日間の待期期間は、失業状態にあることを証明するために必ず設けられており、どんな流れで退職した人もこの期間は失業保険の給付対象になりません。しかし、給付制限がない場合は、薄い灰色の部分は存在せず、上のカレンダーの場合4/18から支給対象期間になったはずです。
こうして見ると、『会社都合で退職する方法!』などの記事やYouTube世の中に動画がたくさんあるのも納得ですね。私の退職理由は自己都合としか言えないものだったので不満はありませんが、会社の制度や人間関係によって退職を余儀なくされた方は、せめてちゃんと会社都合の扱いが認められるといいなと思いました。
まぁ、考えてもどうしようもない話は置いておきます。閑話休題っと。
ブログ筆者の場合の、失業保険の金額
私の場合は、6/17までが給付制限期間で、6/18からが給付の対象です。今回の、2回目の認定日は、6/18~7/3に「失業状態」であったかを申告して認定してもらう日。これが認められれば、数日中に16日分の失業手当が振り込まれます。
ちなみに、この記事は怠けて7月後半にようやく書いていますので、振り込みはバッチリ確認済みです。通帳を見てみると、
2024/7/8 ショクギョウアンテイキョク振込 91,472円
となっていました。土日はお休みなので、7/4の認定日から2営業日後に振り込まれています。正直なところ、お役所仕事は遅めだろうと思っていたので意外でした。別に嫌味じゃないですよ。これまでにハローワークに行くたびにたくさんの人がごった返して手続きをしているのを見てきましたから、全国各地でそうやって行った膨大な数の認定分のことを想像すると、時間がかかって当然だろうなと。私の前職は、保険の振り込み事務だったので、銀行に振り込み依頼をかけるまでのチェックやデータ入力があることは実体験として知っていましたし、実際に数営業日かかっていたので、イケイケガンガンの躍進企業ではなくお役所仕事な失業保険がこんなに早く振り込まれるシステムになっていたのは、純粋にすごいと思ったことでした。失業保険を受ける方の大半は、大なり小なりお金の不安を持っているはずなので、素早い対応をしてくれるととても嬉しいですね。
金額の方は、上記に書いたように16日分。私の基本手当日額は5,717円ですので、×16日分です。
失業保険は28日分を目安に払われるようですが、最初と最後はズレが生じるようですね。私の場合は、16日分・28日分・28日分・18日分の4回に分けて失業認定を受ける予定となります。回数が多くなるとそれだけ就職活動時実績も作らなければならないし、ハローワークに行く回数も増えるので面倒なのですが、こればかりは仕方がない。頑張りたいと思います。
2回目の認定日に必要なもの
2回目の認定を受けて失業保険を手にするために必要な条件
2回目の認定を受けて失業保険を手にするために必要な条件は、
定められた認定日に所定のハローワークで認定を受けること
です。
そして、その条件を満たすために必要なものが以下の3つ。
- 「雇用保険受給資格者証」
- 失業状態と認められる内容を記載した「失業認定申告書」
- 上記2つを定められた認定日に所定のハローワークへ持参して、担当課に提出する
このうち「雇用保険受給資格者証」は、説明会か初回認定日までにハローワークでもらっているはずです。ほとんどの手続きに必要な重要書類ですので、紛失している場合はすぐにハローワークに相談しましょう。
一番の難関は、「失業認定申告書」です。記入自体は簡単ですし、初回認定日にも一度書いているはずなので、特に問題ないと思います。
ただし、この申告書は、自分が「失業状態」にある条件を満たしていないと書けない書類です。ハローワークのいう「失業状態」とは、単なる無職のことではなく、「働く意思があるが再就職できていない状態」のことです。
再就職に向けての活動をしていないのはダメ。再就職できた場合も失業保険を受け取る資格はなくなる(再就職支援手当等に切り替わります)。そのため、ギリギリまで求職活動をしていなかった人や、アルバイトをたくさんしていた人は、申告書を書くのに苦労することになります。
これについて、1つ下の見出しで私の実体験について記載していきますが、私の場合求職活動はしていますが、アルバイトはしていないので、そっちのパターンの方には参考になりません。ご了承ください。
さて、この書類の記入までが済んだら、あとは、所定の認定日にハローワークにその書類を忘れず持参して、決められた場所に提出するだけです。実体験を書こうかと思っていましたが、正直書くことがなさ過ぎて「初回認定日と同じ流れです」としか言えません。あ、認定時間を無視して朝イチで行ってみたら混んでなくて前回より快適・職員さんも時間のことは気にしていないようでした。
初回認定日の実体験はこちらです↓
やること自体は簡単なのですが、重大な注意点が1つ。
認定日を忘れたり間違えたら一発アウトです。
認定日に来所しなかった場合は、支給が下りず、ややこしいことになるのでくれぐれもお気をつけください。ただし、認定時間の方はあまり問題にならないようです。
2回分の求職活動実績
2回目の認定日からは、原則として、前回認定日から今回の認定日の前日までに2回以上の求職活動実績が必要になってきます。(退職時の条件等によって異なってくる場合があります)
行う期間は、前回の認定日当日から、今回の認定日の前日まで。この期間に行ったものだけが、2回目の認定の対象となります。
前回の認定日が5/9でしたので、ここから7/3まで。私のように、2か月の給付制限がある場合は、その期間も対象となりますので猶予は長めですね。
私はこの求職活動実績を、
・5/9 ハローワークの職業相談 (10分程度)
・5/15 転職サイトDodaのオンライン就職セミナー (2時間)
の2つで達成して、7/4に問題なく認定を受けることができました。
7/4にも職業相談してきました
ちなみに7/4もせっかくハローワークに行くのだからと、3回目の認定に必要な求職活動実績として職業相談を受けてきました。所要時間は3分程度。待ち時間も少なく、呼ばれたらすぐ適当に用意しておいた求人の現在の応募人数を聞いて終了しました。
職員さんが、職業相談時に雇用保険受給資格者証を見て、「あっ、やる気のない人だ」と思ったのが何となく分かりました。資格者証の裏に実績の記入欄があり、職業相談を受ける度に押印されるので、それがまだ2つだけで、それも認定日にしか相談してないとなったら、もうやる気なし一択ですよね。
それもあって、応募を勧められることもなくサラリと相談終了したと思います。やる気なし相手とはいえ、嫌そうな態度はされなかったので、私としてもとてもやりやすかったです。(「うわー、やる気ないのに失業保険受け取る気だよこいつ」って感じの侮蔑の視線を浴びることを覚悟してたんですが、拍子抜け。プロ意識の高い方に当たってラッキーでした。)
まとめ:
2か月待期期間ありの場合の2回目の失業認定日とは、
・ようやくお金がもらえる ※当日ではない・28日分ではない場合が多い
・2回分の求職活動実績が必要
・ハローワークに行かない期間が長かったと思うので、書類の紛失、活動実績つくり忘れ、アルバイト等初めてしまったなどのトラブルが起こりやすい期間でもあるはず!準備はできるだけ早めに!
という感じの日でした。
おくつまは、5月中に実績を作っておいたので当日は悠々。朝いちばんに行ったので空いていたのもよかったです。次回の分の活動実績(職業相談)もこなして、午前中にコーヒーショップでいい匂いのコーヒー(粉)を買って帰宅しました。美味しかったです^^
「給付制限期間も求職活動をしていいのか」とか「給付制限期間中の認定日は本当にハローワークに行かなくていいのか」という疑問や不安があったので、今後失業保険を受けられる方に「大丈夫だったよ!」と伝えたくて書いてみた記事でしたがいかがだったでしょう。少しでも参考になれば幸いです。