無職生活半年、リタイア生活を始めてよかったこと

FIRE

この記事の概要
・ブログ筆者が仕事を辞めて半年一切仕事をせずに生活した感想まとめ
・今回は、どんな環境で無職生活をしているのかと、無職になってよかったことの紹介です。
・デメリットや変化については別記事にて

前提:ブログ筆者は計画的に無職になっています(いわゆるFIRE)

自己紹介

 自己紹介を兼ねて、私の無職に至るまでをご紹介します。
まず、簡単な自己紹介がこちら。

 容姿・性格・能力すべて平均的で、どこにでもいるフツーの人ですが、お金とインテリアが大好きという趣味が高じて、運にもめぐまれて、20代後半の今、素敵なインテリアに囲まれた理想の家でまいにち自由に暮らすという生活をしています。

資金・環境

・資金は約1億円
  投資信託と国内株式の不労所得(期待リターン:年間500万)
・持ち家あり
  築30年の中古マンションを購入
  オシャレに改造済み
・一人暮らし
  数年後にはペットを飼う予定。人間が増える予定はなし。
  別居家族への資金援助の可能性あり(低)
  年間支出は、300万が目標(ちょっと贅沢に暮らす予定)

性格

・ひとりが好き
  人嫌いというほどではないものの、「1年間誰とも喋らなくてもダイジョウブだと思うけど、1年間寮で共同生活しなさいって言われたら絶対に耐えられない!」というタイプ。外食やカラオケは1人の方が楽しい。焼肉や遊園地は誰かと行きたい。旅行くらいの数日かかることになるとひとりの方が気楽。
  友人はまったくいないワケではないが、「友達」とハッキリ言える人数は5人もいない。学生時代でいうと、いつも同じ人と2~3人で行動しているよくもわるくも目立たない女子でした。
・3日ぼうずの意識高い系
  無職になって毎日一日中アニメとゲームというのは目指していないものの、大金を得たところで起業や社会奉仕に乗り出すわけでもないフツーの人間。いちおう、勉強したいな・筋肉ほしいななどの目標はあるものの、けっきょく1日の大半Twitter見てない?って生活になりがち。

FIREというタイプの無職です

「FIRE」とは

 “Financial Independence, Retire Early”という言葉の頭文字をとった略語で、直訳すると”経済的自立と、早期退職”。要するに、働かなくてもお金が入ってくる状態になったので仕事なんかしないぜ、という経緯で定職を辞することです。

 「経済的自立」というのは、基本的に多めの不労収益というものがあることを指しており、長期間労働しなくても暮らしていける状態を指します。不労収益の例としては、不動産運用や投資です。
 ひとつの基準として、年間生活費の25倍の資金があればFIREで暮らしていけると言われています。

 FIREにはいくつか内訳があり、大金をもって悠々自適生活をしている人もいれば、フルタイムの仕事はしないけどフリーランスで無理せず月5~10万稼いで+不労収益で生活を賄っているサイドFIREなど種類によって生活ぶりは全く違います。

仕事を辞めた理由。27歳でとりあえずお試しのプチFIREをしています

 「仕事をしたくないわけではない。でも休みの方が楽しい!」という思考で、運よく手に入れた資産を元手にその単純な考えをストレートに実行しました。
 1年後にはどこかで正社員や派遣として働いているかもしれないし、もっと気楽なアルバイトなどで食いつないでいるかもしれないし、まだ仕事をしていないかもしれません。無計画~。

 仕事を9年間してみて、毎日休みの生活の方が絶対楽しい!と思いましたが、
本当に、絶対に、休みの方が楽しいのか……それは体験してみないと分からないとも思いました。いざその生活になって、楽しいという気持ちは持続するのか、人生は充実するのか、よくないことにはならないか……実際に体験してみないと分からないよな。
と考えて、2024年春からFIREをしています。

 そして約半年が経過した今、自分の考えがどう変化したのかを振り返るためにこの記事を書いてみました。

無職になって。ー生活のことー

よかったこと
・平日休みの楽しさを知った
・意外と自堕落にはならない
・思い付きを実行に移せるようになった

わるかったこと
・お金がかかることをしてしまいがち
・食事が増えて、デブになった
・時間はあるくせに、結局やることを次の日に回してしまいがち

よかったこと:毎日「自由」!サラリーマンのストレスがなくなった

1.平日休みの楽しさを知った

 現在の、特に予定がない週の過ごし方がこんな感じ。

 在職時代が土日祝日休暇のお仕事だったので、有給以外で平日に休んだことがなく、辞めてから平日に休めることのすばらしさを実感

 適当なお店にランチに入ったときに「平日限定ランチ」メニューがあったり、割引があったり、どこの施設も土日と比べて空いていたり。誰かと予定を合わせるのには向かないですが、毎日休みになってどこかへフラっと1人で出かけるなら、断然平日がいいと気付きました。
 カフェの、平日午前中のおひとり様多めの空気がお気に入りになりました😊

 在職時代は、有給なんて何かしらの明確な予定があるときくらいしか取れなかったので、フラフラと自由に過ごす機会はあまりとれなかったので新鮮でした。なにより、仕事をしているとどうしても有給中にも仕事のことが頭を過ってしまうというか、「今のんきに過ごしている間に職場の方でなにかトラブルが起こっていたらどうしよう」という不安がありましたので、無職になってからのストレスのなさが最高です。

 そんな感じで平日休みの魅力に取りつかれたので、スーパーへの買い物なども含めて外へ出る用事は月~金のうちにこなすようにしています。歩数計として使用しているアプリに週ごとのミッションがあるので、初日になる月曜日には歩く距離長めの用事を設定するようにして、次の日は家で勉強したり運動したりと、毎日同じことの繰り返しにならないように、多少なりとも変化をつけるように意識してます。
 あと、こうやってざっくりとでも1週間の流れを決めておくと、毎日が休みでも曜日感覚を失わずにすむので、毎週この一週間何曜日に何をするかという予定を立てています

 土日は人と合うには最適なので、たまーにある友人と会う日や、実家の売却関連の打ち合わせ日など誰かと会う必要があるときは土曜日に指定することが多かったです。ただし、どこも平日と比べて込んでいる確率が高めなので、絶対この日にしなければいけないという用事がないかぎりは、買い物にもいかずに家の中に引きこもっている(運動でジムに行くのは例外)ことが多いです。

 これまで、土日にしか休みがなく、銀行や市役所に用事があるときには苦労していましたが、そういった縛りのようなものがなくなったのが無職のメリットだと思いました。在職中は平日しか開いていないところに電話1本かけるのも苦労してたので、私にとってはけっこう大きなメリットです。

2.意外と自堕落にはならない

 「やらなければならない」ことが無くなったら自堕落な生活を送るようになるか、逆に拘束されていた時間がフリーになることで何かやりたいことがことが見つかるか。
 フルタイムの仕事というやらなければならないことを持っている状態では、辞めたあとの自分がどっちに転ぶか分かりませんでした。

 ただし、どっちかというと学生時代の夏休みと同じく怠けるのかなと予想していたので、実際に仕事を辞めて半年経った今、思ったよりは自堕落にならずにすんでいると感動しています。

 仕事がなくなったことで、頭を使う時間が減り、自由時間がものすごく増えました。
 でも、頭を使わなくなったのでボケそうか、というとそうではなく、毎日・毎年ほぼ同じルーティーンの繰り返しである仕事よりも、自由時間で新しいことを体験して覚えて、という自分の行動次第でいくらでも刺激をつくれる退職後の方が「ちょうどいい負担」で生活できています。

 たとえば、仕事をしていた時は、脳内が「締め切りが迫っている書類」「お客様への電話の予定やその内容のこと」「報告連絡相談」「書類の計算やビジネス文書つくり」「社内の人間関係」という感じで責任やプレッシャーがともなうものが多くを占めていました。
 それが仕事を辞めて、「今日何をしようか」「新しく始めるゲームやアプリの使い方を覚える」「創作活動で必要になるアイディアつくり」「初めて行った場所の脳内マッピングや新体験に感動したり」「損益の生じない人間関係(ただの友人だったり、家族だったり)」のことを考えられています。勉強もしたい分だけしています。

 体を動かす時間も、睡眠時間もそうですが、仕事をしていると当然、会社や取引相手の都合で決まった時間に自分の自由が奪われてしまいます。そしてその負担も仕事や一緒に行うチームとの相性などによってまちまちで……クレームが発生してしまったら精神的に削られますし、パソコン仕事が続くと体が硬くなっていきますし、繁忙期には脳内フル回転で負担倍増……逆に暇すぎるときもそれはそれで負担があります。

 そういった「過度なストレス」となりえる負担を、無職になった後は自分で調整できています。

 そのストレスをわざわざかける必要はあるの?と思われるかもしれませんが、これは自分の性格上FIREにはかかせないと感じています。
 まったく予定を決めず、なにもやらずだと、「FIREなんてしたら若くてもボケそうになる」という言葉はあながち嘘ではないなと思ってしまうほど、良くも悪くも何もなくて……そのゼロストレス環境が逆にストレスになりました。

もともと、ある程度縛りがあった方がやる気がでるタイプの人間でもある自覚はあったので、仕事を辞めてから今まである程度の「やるべきこと」を自由に設定して、仕事をしていたときのストレスとは違う責任や評価の伴わない、「たのしい刺激」を得るようにしています。

『リタイア生活半年の主観による 仕事をしているときとの意識の変化』

積極的になれた

 わたしが無職になってから始めた活動は、以下のようなものです

・社会保険を自分で払う手続き、退職金の請求手続き、失業保険の申請などの仕事を辞めたら必須になる手続き。
・パソコン購入
・ブログの開設(サーバーの契約、パソコンの設定、記事を書いたり図をつくったり)
・ジム通い
・資格勉強や小中学生レベルの基礎の学びなおし
・動画制作
・ひとり旅行

 1番上以外は、「仕事をしてるとできない!」ってワケでもないのですが、興味はあるのに「忙しいから……」と後回しにしていたことです。
 毎日自由にったことで、そういったものに挑戦ができ、また継続ができています。

 ジムはチョコザップに週2~5回程度かよっているのですが、仕事をしていたら週1~3回程度短時間寄るのが精一杯だったと思います。
 一日30~1時間、3か月ほど継続できているのは、間違いなく仕事をしていないからです。
 こういった、密度を濃く・継続ができているということに、特にリタイア生活の良さを感じることが多いです!

 ひとり旅行なんかは、興味がありつつできていなかったことでしたが、仕事を辞めてからは、6月に4泊5日新潟・東京旅行、10月に10日間のクルーズ旅行に申し込みました。どちらも仕事があると不可能な日程なので、リタイア生活最高です!

 また、上に挙げたような大きな事柄でなくても、「図書館に本を読みに行った」やら「漫画に登場した料理をつくってみた」といった、思い付きを実行に移すハードルが減ったことでできた体験も増えました。
 仕事をしているときは、「疲れてるから」「せっかくの休みにそれはもったいないかも……」「明日早いし……」と言い訳してやらなかった楽しそうな体験を、リタイアしてからは「明日も休みなんだし!」「今日の予定は明日でもできるし!」といい意味でやることを後回しにして遊べています。

 個人的に、市内の自学自習スペースに教科書とノートを持ち込んで勉強してみたことと、紅茶について取り扱った漫画に出てきたマサラチャイを手間のかかる方法で淹れてみたらとても美味しかったというのが、この半年でできた、軽い気持ちでやってみたら予想以上に楽しかった思い出(ちょっとした挑戦編)です!

無職期間半年時点、今のところ「自由」を謳歌しています

 長くなったため、無職期間で感じた悪いところは別記事とします。

 今のところいいことしか言っていませんが、それでもこの無職メリットは、私がFIRE生活を心から楽しめている理由で、これがあるだけで毎日がサイコーです。
 仕事をしていた9年間と、辞めてからの半年を比べてみると、半年で仕事をしていたときの1年分は活動しています。もしかしたら2年分くらいの充実ぶりかも。

 今の生活は、(開始半年時点で)間違いなく充実した生活です。

 もちろんデメリットもあるし、個人の向き不向きもあるので、今お考えの皆様は、自分にとってはどうなのかに着目して私の意見を参考にしていただければと思います。

 それから、向いているかどうか以前に実行に移せるかどうかという大きな壁があると思いますので、それについてもしっかりと考えましょう。このブログでは、私の投資状況についても紹介していく予定ですが、これもあくまで主観的な意見に基づいた個人の体験エピソードの記事であることを念頭に置いて、自分自身で実行するときは信頼のおける相手(家族やFP、税理士など)に相談し、納得した上で無職になることをお勧めします(笑)

 

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