【FIRE日記】オンラインセミナーを受ける【求職活動実績】

FIRE

 この記事は、再就職意欲の高くない失業保険者が、できるだけ楽に失業保険を貰えるよう試行錯誤している実体験を綴った日記です。
 あくまでも個人の体験とはなりますが、失業保険について疑問がある方や、オンラインセミナーに興味のある方の参考になれば幸いです。

この記事を読んで分かること
・オンラインセミナーとはどういうものか
・セミナーを受けるのは難しいのか
・どうやって求職活動実績にするのか

オンラインセミナーは楽な求職活動実績達成方法のひとつ

 失業保険の給付を受けていると、約1月に1回認定日というものがあります。これは受給者が「失業状態」にあるかを確認するためのものですが、この「失業状態」が読んで字のごとく仕事を失っているだけではなく、【今は仕事を失っているけれど就職できる状態だしちゃんと再就職に向けて動いている】という状態を指すので、認定日にはその状況を証明しなければ給付が受けられません。

 上記の求職活動実績として認められる行動を認定日と認定日の間に原則2回こなさなければなりません。
 バリバリに再就職活動をしている人なら簡単に達成できてしまうと思います。しかし、楽して達成したいというときには”かったるい”のがこの求職活動。

 私は、楽に実績を達成するために色々調べた結果、②の中の「職業相談」か③の条件に該当する「オンラインセミナー」が一番楽だと感じました。

 職業相談はハローワークに行けば簡単にできるので、認定日にこなしておくと楽です。ただし、早めに相談の終わる質問を事前に準備しておかなければならず、場合によっては求人に応募するよう勧誘される場合もあると思うので、苦手に思う方もいると思います。
 なお、私が実際に職業相談を行った際の体験談は↓になります。その後も認定日のたびに相談しているので、よかったら認定日と書いてある記事を見て、回数を重ねるごとの職員さんの対応の変化など参考にしてみてください。

 オンラインセミナーは、職業相談が苦手な人や、「職業相談以外を全くしないのも……」と思われる方向けだと思っています。職業相談はハローワークの最もポピュラーな受付内容と言っていいほどの「よくあること」なので、ハローワークに行ってしまえば、(求職活動の中では)最も簡単だと思います。

 対してオンラインセミナーは、少し手間と面倒がかかります。それでも他の活動に比べて、どこかへ出向いたり、事前に準備をする必要がないので、ネットの検索とzoomが使えれば比較的簡単な方法かと思っています。

オンラインセミナーの受け方

 セミナーの受け方は、ざっくり以下のような手順です。登録だけなら1時間もかかりませんが、受講できる日はセミナーの開催日によるので、認定日に間に合うように早めの登録をおススメします。

登録する民間就職支援サイトを決める

会員登録をする

セミナーのページで、希望のオンラインセミナーに応募する

zoom・Teamsなどのセミナーを受けるために必要なものがあれば準備する

開催日時になったらパソコンの前でセミナーを受ける

終了後に参加証明書(だいたいメールで来る)を受け取る

日付やセミナー名を失業認定申告書に記載して、認定日にハローワークに提出する

登録する就職支援サイトを決める

 登録しなくても受けられるセミナーもあるようですが、基本的にはどこかに登録して受けるのがおススメです。
 候補としては、リクナビやdoda、マイナビなどの全国規模で活動している有名なところです。その方が頻繁にオンラインセミナーを開催してくれているので、希望に合った日時のセミナーが探しやすいです。また、求職活動の実績とするには「民間の職業紹介事務所、労働者派遣事務所が主催するセミナー」という条件を満たしている必要があり、「転職サイト」を名乗っていてもこれを満たさないところもあります。証明書の発行や問い合わせ対応のことを考えても、ここで余計なことは考えず、適当な大手にはべっておくのが得策です。
 登録するところは、オンラインセミナーだけが目的であれば、一か所で構いません。転職サイトは登録するとバンバン求人メールが来るので、まずは一か所だけ登録してみて、希望のセミナーがない等の必要にかられた場合に他の転職サイトも利用するというやり方がメールフォルダに優しいと思います。

 セミナー一覧は会員登録しなくても閲覧できるところがほとんどなので、一覧を見て都合がいいセミナーがあるところに登録してみましょう。

 おくつまはdodaを利用しました。求人メールはバンバン来ますし、電話もきましたが、セミナー応募のページは分かりやすくて、月に何度も開催されているので便利でした!

会員登録をする

 通販サイトの会員登録などと違って、就職支援サイトの会員登録には履歴書のような内容を入力する必要があります。セミナーだけが目的であれば真剣に入力する必要はありませんが、ゆるくでも転職活動に興味がある場合は、しっかりと入力しておいた方が、マッチング率の高い求人がきます。

 セミナーだけが目的の場合は、「後で入力する」ボタンなどを活用して、最低限の入力で済ませてしまいましょう。私もそのパターンでした。

セミナーに申し込む

 会員登録が終わったら、「履歴書を書こう!」みたいなポップアップは全て無視して、セミナーのページに行きましょう。

 申し込むセミナーの選別において大切なのは、
・求職活動の実績として認められるか
・視聴できる日時に行われるか
・行われる日が、求職活動の実績が欲しい期間内か(参加証明書もその期間内に受け取れるのが望ましいです)

を確認しておくことです。

 大切な要件を満たすものの中から、受講しやすい時間帯・長さ・内容のものを選びましょう。短くても1時間半程度ありますので、自分に耐えられるかはちゃんと考慮しておきましょう。内容も、全く興味のないものではなく、自分が転職活動を始めたときに思い出して役立てたいようなものを選んだ方が、最中の苦痛が少なく、真剣にセミナーを行ってくださっている講師さんにも申し訳が立つ……ような気がします!

 私の場合は、1時間半~2時間で終わる基礎的な自己分析や面接のコツを紹介しているセミナーを受講することが多かったです。

 詳細ページから申し込みボタンを押して手続きが完了した後は、受付完了のメールが届いているか確認しておくことをお勧めします。必要なものや注意点なども載っているはずなので、内容を確認して、大量の求人メールに埋もれないようにマークしておきましょう。

注意!求職活動の実績として認められないセミナーもあります

「参加証明書」が発行されるセミナーであれば求職活動の実績になるはずです。セミナーの説明に「求職活動の実績となります」と書いてあったら100%です。

 dodaのセミナーの場合は、詳細のページの【開催概要】に参加証明書の発行について記載されているものがほとんど(私が確認した限りは全て)でした。中には丁寧に「本セミナーは開催時間の3分の2以上出席することで、求職活動実績として認められます」のような記述があるものもありました。こういったものを選ぶのが確実です。

 基本的に、セミナーの内容が「自己分析」や「ESの書き方」「面接」等の、就職活動をするうえで一般的なことについてのものであれば活動実績になっています。ただし、中には「〇〇業界の今を知る」や「アジアの転職情報」等の対象を絞ってより深い内容を伝えるセミナーもあり、そういったものは、「参加証明書」が発行されません。これらのような参加したことが証明できないものは避けておきましょう。

注意!求職活動の実績となる期間にセミナーを受けないと意味がありません

 認定日に求められる求職活動は、前回の認定日から今回の認定日の前日までに行われたものです。認定日当日にセミナーを受講しても、それは次回の認定日にしか認定されません。

 例えば、上の画像のスケジュールの方であれば、4回目の認定日のための実績を作りたいなら、8/1~8/28に求職活動を行う必要があります。7月や8/29以降に何かをしても、それは4回目の認定日には影響しません。

 参加証明書については、セミナー受講後数日内に、郵送やメールで手元に届きます。大手はメールが多くなっていますので、それが一番早く参加証明書を受け取れるのではないかと思います。
 ハローワークで認定を受けるにあたって参加証明書の提出は不要です。ただし、職員さんから「証明書を見せてください」と言われたら見せられるよう準備しておく必要はあります。ギリギリにしかセミナーが受講できず参加証明書が間に合っていない場合は、最悪認められない可能性があるので、余裕を持った日時にセミナーを受けましょう。(※保証はしませんが、私の場合は参加証明書の提出を求められたことはありません)

注意!同日のセミナー・同じ内容のセミナーは1回カウントです

 同じ日にセミナーを2つ受ける、期間は開いているが同じ内容のセミナーを受けるという行為は、求職活動実績としては1回しかカウントされません。 
 間違えて認識していると認定がおりない可能性があるので要注意です。

 「同じ日の方がいっきに済ませられていいよね」というのは多くの人が考え付くと思うので特に注意ですね。私もやってしまいそうなミスです。
 同じ内容のセミナーも、……申し訳ないのですがブログ筆者は全く同じタイトル・講師がアウトなのか、別の講師の自己分析セミナーを2回受けるだけでアウトなのか確定的な情報を持っていません。
 しかし、いろんなサイトを見てみたところ、同じセミナーへの2回参加がダメな理由は、「積極的な求職活動の実績」と認められないというもののようでした。同じセミナーばかりでは進歩がないということですね。なので、同じテーマで講師が違うセミナーなどであれば「多角的な視点を取り入れるために複数の講師の話を聞きたかった」という主張である程度許容される気もしなくもありません。

 まぁ、確実に求職活動実績を手に入れるためには、キケンな要素は排除するに越したことはありません。おとなしく、内容の被らないセミナーを適度な間隔で受けましょう。

 ちなみに、同日でなければ認定日に必要な2回の求職活動がどっちもオンラインセミナーというのはありだそうです。

セミナーに必要なものを用意する

 オンラインセミナーには、基本的に携帯やパソコン、タブレット端末のweb会議サービスを利用して行われます。

 一番多いのはzoomによるオンラインセミナーかと思います。

アフィリエイトではありませんが画像クリックでzoom公式サイトへ飛びます。携帯端末からはアップル/グーグルストアの方が見つけやすいです。

 使用するサービスは転職サイトやセミナーによりますので、申し込んだセミナーの指示に従って、必要なものを用意しましょう。

 私の場合はdodaのオンラインセミナーに申し込みまして、zoomを利用したセミナーを受けました。講師の方の顔は見えますが、自分含め他の参加者さんの顔は映りません。カメラオフで、マイクもオフでした。こちらから喋る機会もありませんので、マイクも化粧もスーツに着替える必要もありません。講師への質問はチャット形式で行っていました。

 他に必要になる可能性があるとすれば、筆記用具・ノート・事前に資料を印刷しておいてくださいと言われるセミナーもあるかもしれません。

 正直な話、参加者の多いたいていのセミナーは参加者の顔は見えない状態で行われると思うので、セミナーを聞くための環境さえ整えていれば、ノートは取らなくてもバレないと思います(汗)

開催日時にセミナーを受ける

 自分の顔は見られないセミナーが多いので不真面目でもバレないと思いますとは言いましたが、入室しているかはしっかりチェックされます。セミナーの2/3以上時間参加していることが求職活動の条件になってくるセミナーも多いのでしっかり受けましょう。

 私の場合、zoomを利用したセミナーだったので事前にzoomのパスワード等が記載されたメールが届きました。このパスワード等を入力して入室します。余裕をもって5分前には入室していました。

 普段テレビ会議に慣れていない人は、アプリの操作に時間がかかる可能性があるので、余裕をもって行動しておきましょう。
 ちゃんと入室できてセミナーが始まってしまえばこっちのものです。

 私個人の体験談にはなりますが、大手サイトのセミナーは流石というか、しっかりとした内容でした。画面越しのお話なのに会社員時代に行かせてもらったオフラインのセミナーより分かりやすい…!後からチェックしてみたら、基礎的な内容のセミナーは何度も行われているようでしたので、講師さんたちも慣れっこのようでした。
 構成がしっかりしており、適宜ワークシートと休憩の時間も入るので、真面目に受けてもあっという間です。再就職に関して焦っていないので、純粋に転職のノウハウなどの普段意識しない話を聞けるのが楽しかったです。普段意識高い系というわけではないのですが、数か月真面目な職場の空気から遠ざかっていたからか、久しぶりに真面目な会合を傾聴すると新鮮な気持ちになりました。

参加証明書を受け取る

 参加証明書が無くてもハローワークに提出する書類の記入はできますが、見せてくださいと言われて提示できないと求職活動の実績として認められない可能性もあるので、しっかり受け取っておく必要があります。

 私が受けたセミナーの場合は、終了後にzoomから退出する際にアンケートへの回答を求められ、アンケート回答後、同日のうちに「本メールを参加証明書とさせていただきます」という記載があるメールが届きました。dodaの場合は、アンケートへの回答が参加証明書受け取りの条件になるそうです。

 参加証明書を受け取る方法については、セミナー申し込み時に記載されているはずです。忘れてしまった場合は、おそらく申し込み完了時にメールで案内などが来ていると思うのでチェックして、もらった参加証明書は認定日までとっておきましょう。紙でもらった場合はハローワークに行くときに忘れないよう注意です。

書類を記載して、認定日にハローワークに提出

 日付やセミナー名を「失業認定申告書」に記載して、認定日にハローワークに提出しましょう。

3.失業の認定を受けようとする期間中に求職活動をしましたか。の欄。
オンラインセミナーに参加した場合は、
(イ)職業紹介事業者による職業相談・職業紹介等に〇をつけて、
横の活動日を記載、
その横の利用した機関の名称欄は、「(イ)(ウ)(エ)の場合」の方の欄にサービスを受けた機関名と連絡先を記入します。

※サービスを受けた機関名は、認知している転職サイト名とは異なる場合があります。dodaの場合だと、「パーソナルキャリア株式会社」になるとかですね。私は一度間違えてdodaと記載しましたが、特に突っ込まれはしませんでしたので神経質になる必要はないですが、できればちゃんと正式なものを調べて書いておきましょう。

その横の、求職活動の内容の欄は、3.セミナー等(名称:   )のところにセミナー名を入れればOKです。受付完了時の通知や参加証明書に記載されていると思うので確認して記載しておきましょう。

 その他必要事項、もう1つ以上の求職活動実績等を記入したら、認定日にこの「失業認定申告書」と「雇用保険受給資格者証」をハローワークに提出するだけです。お疲れ様です。

 私はこのオンラインセミナー1回と、前回に認定日にしておいた職業相談の2つで必要な実績をクリアすることが多かったです。就職相談と違ってセミナーは今すぐ転職する気がなくても、いずれ役立つ可能性が高いので、やる気がないのに受けてる罪悪感は比較的少なかったように思えます。
 私は他の実績と組み合わせていましたが、セミナー2回でも実績の規定としては問題ありません(※同日、または同内容のセミナーはダメです)

dodaのこと

 私が現在お世話になっている就職支援サイトはdodaのみです。そして、今後もdodaのオンラインセミナーで求職活動実績つくるつもりです。
 そのため、このブログでも「dodaの場合はこう!」と書くことが多く、必然的にdodaがおススメであるかのように見えてしまうと思います。

 実際dodaはサイトのデザインが良く、必要な情報・行きたいページが分かりやすいので、セミナーを探す時も快適です。

 しかし、dodaに登録すると、強めの勧誘の電話がきます。内容は「カウンセリングの予約をしませんか?」ですね。マニュアルとして、会員登録をすると電話をかけて日程の打ち合わせをするように決められているのでしょう。
 登録してから1時間もしないうちに連絡がきて、「カウンセリングをやっていて、これによってより希望度の高い企業を紹介できます。転職のことがよく分からない状態でも、基礎的な質問にもお答えしますし、マンツーマンで転職の話を聞くことで参考になると思います」というようなお誘い文句で、カウンセリング予約を勧められました。
 ここで頷いたら、おそらく転職サイトの方とカウンセリングをして転職活動の方向性などをヒアリングしてもらうのでしょう。実際、希望の企業とのマッチング率を高めたい方にはいいサービスだと思います。

 ただ、私はそんなにやる気がない!おそらくこんな姑息な求職活動実績カウンティング方法の記事をここまで読んでくださっている方もそんなに熱烈な意識をもっているわけではないでしょう(再就職熱烈希望の方が迷い込んでいたらすみません。でもここは再就職には役に立たないので早く逃げた方がいいですよ。)
 そんな気持ちでしたので、なんとか回避したいなーと思って、
「……それって絶対受けなきゃいけないものでしょうか?」
とお聞きしたところ、「そうではない」との返答でしたので、
「じゃあやめておきます」
「え?でも……差し支えなければ理由をおうかがいしてもよろしいでしょうか?」
「現在そこまで本腰を入れて活動する気が無くて、とりあえずセミナーを受けてみたくて登録しただけなので」
「そういった場合でもカウンセリングを1度受けてみられると役に立ちますよ」
「必要になりましたらこちらから連絡します~。ご案内ありがとうございました」
というような(実際はもう少し粘られましたが)やり取りを経てとりあえず回避しました。これは私の憶測で杞憂でしかありませんが、カウンセリングを受けたら流されやすい方はどんどん企業応募へ話を持っていかれるんじゃないですかね……。丁寧な物腰ではありましたが””圧””を感じる予約のおススメでしたので、こういうのが苦手な方にはdoda、あまりお勧めできないかもです。

 こんな体験もありましたので、この記事は特に特定の転職サイトへの登録を推奨するものではありません。オンラインセミナーは求職活動実績を稼ぐのに向いている方法だと思いますが、この記事、あるいは他のオンラインセミナーについて紹介している媒体もチェックして、自分に向いているかを考えてやってみてくださいね。では!
 

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