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この記事は、セミリタイアブログをしている筆者の、「仕事してなくて時間があるから数年ぶりに旅行行くか~」のノリで始まったゆる旅行日記です。
幸先悪し 飛行機でダメージを受ける
飛行機は、7~8時の早朝と8時以降の夜の便が安くなることが多いようです。
今回は、IBEXの7:20発便を利用。一番近い空港が福岡空港で、そこから新潟への直行便が出ていたので利用しました。
正直、失敗だったと思います。
まず、お値段が、6月というオフシーズンの早朝便で24,610円。
そして、機体が小さく、揺れが強かったので、ダメージをくらい、それが午後まで尾を引いてしまいました。
IBEXの機体は70人乗り。座席は左右2シートずつでした。ANAやJALの東京行き飛行機は、基本的に座席数120以上、左右3シートずつあるものが使われています。私が人生で数回乗った飛行機は格安旅客機も含め後者の大型のものばかりでしたが、事前に調べた際は「ほーん、まぁ落ちなきゃなんでもいいや」という気分でした。
めっちゃ後悔しました(´;ω;`)
上記の案内にもある通り、通常はパノラマが見えるそうですが、私が乗った便は調子が悪かったようで、ずっと雲の中を進んでいたため、残念ながら離着陸のときしかパノラマを堪能することはできませんでした。
この調子の悪さのせいで、結構飛行機の揺れもあり、私はその揺れや気圧の変化のダメージが大きい体質だったようです。
酔いこそしませんでしたが、離陸して街並みが小さく見えるようになったあたりから耳の聞こえが極端に悪くなり、機長さんの「この機体は調子が悪いので安全のために雲の中を行きます」というアナウンスもうまく聞き取れませんでした。どこが調子が悪いのかとか、原因とか、でも飛行は安全ですのでご安心ください、みたいなことをちゃんとアナウンスしてくださっているのは理解できたのですが、大部分が聞き取れず不安なまま。
耳ダメージ
私に起こった症状はおそらく軽症の航空性中耳炎だと思われます。私が体験した症状は
・耳に空気の塊が詰まっているみたいで音が途切れ途切れにしか聞こえない
・短いスパンで良くなったり悪くなったりする
・違和感程度で、痛みや耳鳴りまでは感じない
・飛行機を降りたら楽になったものの、1時間くらいは軽い違和感が残った。揺れ等の影響もあり、ぐったりしていた。
という感じ。痛みや強い耳鳴りを感じる重症になると病院で治療が必要になることもあるようです。
この耳が聞こえにくくなるという現象自体は、飛行機に乗るたび起こる体質なので、出発前から織り込み済みでした。しかし、今回は機体の不具合や雲の中を飛んでいた影響もあったのか、いつもの大型機で感じるものより3倍くらいひどかったです。大事なアナウンスを聞き取れないレベルだったので、もしものことが起こったときに指示を聞き取れないであろうことが何気に一番怖かったですね。
揺れダメージ
機体の揺れは、大型機の10倍くらいで、遊園地のアトラクションと比べると1/5くらいだったと思います。小さい子でも乗れるアトラクションくらいの傾き方。
しかし、ほとんど揺れない大型機の感覚が自分の中で普通になっていると、実際に空を飛んでいる飛行機がこんなに揺れるのはなかなかの恐怖でした。
小型機でもCAさんは人数がそろっていますし、機内販売もありましたが、揺れがひどい時は、彼女らも着席していました。乗っている間のほとんどの時間、ベルトの着用ランプがついており、アナウンスでも「当機は小型であるため、重さが偏ると飛行に支障が出ることがございます。トイレには行っていいですが基本座っていてください」というようなアナウンスがあったので、私はずっと座っていました。というか寝ていました。起きていると無駄に不安になりそうだから寝ていようと思いまして。
※前述のとおり耳を悪くしていたので、アナウンスは何となくのニュアンスであり、実際にされたアナウンスとは文章の組み立てや言葉遣いが一致しないものとなります。
離陸後10分くらいの揺れがひどく原因のアナウンスがない時間は怖かったのですが、少しすると飛行に支障はない旨のアナウンスがところどころ聞こえないとはいえありましたし、機内のCAさんや他の乗客、アナウンスの声の雰囲気等よりたまに起こる軽い不具合程度の度合いのものだと感じられたので、深刻な恐怖は味わっていません。
せいぜい「大型旅客機と全然違うじゃん!」「酔ってないのが奇跡なくらい揺れるし、景色も見れない、耳もいつもよりキツイ!」程度の感想です。CAさんは始終落ち着いた態度で案内も適切でしたし、座席1つ1つは大型機とそこまで変わらず窮屈という訳でもありませんでした。サービス内容は大型機のときと変わりないものだったと思います。
でも、もう一回乗るのはちょっと勘弁してほしいです。
個人的に思う正解ルート
次に新潟に行くなら、私はいったん東京行きの飛行機に乗って、ここから新幹線で向かいます。移動時間は電車の駅→飛行場等もろもろ込みで5時間くらいになると思います。帰りはこの逆再生ルートだったのですが移動のダメージなかったです。流石東京。
飛行機だと2時間で空港間を移動できて、バスで新潟駅に行くのまで含めて2時間半程度かと思います。お値段的には、今回の飛行機が2万5千円程度、飛行機新幹線の乗り継ぎだと、新幹線で6千円~1万5千円程度(格安航空券の場合)と新幹線で1万程度なので、飛行機の方を節約すれば値段はそこまで変わらなそう。
新潟空港から新潟駅(新潟市内)まではバスで1本
新潟空港では初っ端から荷物を増やしたくなかったのでお土産屋さんは全てスルーして外に出ました。
ちらりと横目で見ただけですが、明るくてきれいな空港でした。東京とくらべるとこじんまりしていますが、出入り口付近のスペースが広くとられており、入り口からどちら側に何があるか見渡せるのが所見の旅行者にありがたい造りだと思いました。福岡空港は分かりにくいぞ。
空港の出入り口をくぐると直線状の通路があり、行き先ごとに分かれたバス停がいくつか立っています。
やっぱり空港からは新潟駅に向かう人がほとんどのようで、新潟駅行きバス停だけ人が並んでいました。空港内の出入り口近くにインフォメーションもあるので、迷うことはなさそうでいいですね。
こちらは、新潟空港から新潟駅行きバスの時刻表。私は運悪く9時の路線バスが発車した直後にバス停にたどり着いたので15分ちょい待たされましたが、30分に1本はバスが出ているのでアクセスは悪くないと思います。
路線バスもリムジンバスもお値段は同じで、路線バスの方が中継が多い分少し時間がかかる模様。
リムジンバスといっても直行便なだけで豪華仕様というわけではありませんのである意味安心して乗ることができます。
なお、私は飛行機の気圧ダメージによりバスではずっと寝ていました。知らない町の様子を眺めるのも好きなのですが、一切できなかったので勿体なかったです(´;ω;`)
新潟市内で腹ごしらえ
私の新潟旅行の目的は、漫画『ゴールデンカムイ』の原画展に行くためなのですが、せっかく行くならということで新潟の観光地についてYouTubeで情報を仕入れてきていました。
とりあえず、新潟駅についた時点で時間が10時近かったため、お昼ご飯を食べに、事前に調べていたお店へ!
新潟といえば米どころというイメージが強く、最初に味わいたいと思っていたので『にぎり米 新潟駅前店』というお店へ。
こういうお店 → https://www.nvcb.or.jp/topics/nigirimai
徒歩5分と紹介されていましたが、知らない道は長く感じることや信号もあることから10分弱くらいかかった気がします。
そして休業日……((+_+))
事前に調べてこなかった私が悪いです……。
そして、このひとり旅はこれからも、この程度にゆるい計画性でお送りいたしますのでご了承ください。同行者がいればもっと責任感を持って調べますが、ひとり旅なので、絶対に行きたい場所以外は行き当たりばったりです。
という訳で気を取り直して、第二候補の、新潟名物バスセンターの黄色いカレーへ目的を変更!
バスセンターということで、なんとなく駅からすぐの場所にあると思っていたのですが、徒歩10分くらい離れていました。
先ほどハズれたおにぎり屋さんはその間くらいに位置していたので、そこから歩いて5分程度。バスセンターというよりは大型モールといったたたずまいで見つけるのは簡単でした。グーグルマップで最短距離を表示させていますが、実際に行く場合は、画像中央当たりの、新潟駅から続く大通りを行った方が分かりやすいと思います。
「万代そば」というのがお店の名前です。そばとうどんとカレーを立ち食いで提供されています。ただ、このお店は「黄色いカレー」が何度もメディアに取り上げられて有名になりすぎてしまった結果、実質カレー屋さんかもしれません。そば・うどんの列とカレーの列を分けて対応されていましたが、私が行ったときは、20人程度がカレーの列に並んでいて、そば・うどんの列は0でした(笑)
ちなみに、日曜日の10:30分くらいでこの程度の列です。食べ終わるころにはもっと増えていました。
きっと、そばもうどんもも美味しいのだと思いますが、今回は新潟らしいものが食べたかったので、私もカレーの列に。普段は列に並んでまで外食することがないのでちょっとソワソワしました。
店の端に食券を買う機械が置いてありましたが、だれもそちらへは行っていないので、そのまま並んで待機。注文カウンターの手前にちゃんと販売機があって、そちらで、あと2、3人待ちくらいのタイミングで購入できるようになっていました。
黄色いカレーは、ミニ・普通・大盛が選べるようになっています。量はけっこう多めなのでご注意を!
私は、お腹は空いていましたが、後ろにパン屋さんもあってそちらも美味しそうだったので、とりあえずミニを注文。
注文カウンターに食券を渡して、受け取り列の方に並びなおすと、ぜんぜん待つこともなく、1分くらいで提供されました。
お皿を持って、周辺の立ち食いスペースへ。人気店なだけあって、飲食スペースは広く20人列でも問題なく席を確保できました。
カレーのお味は、少し辛めのおうちカレー。個人的に好きな味でした。お米はもったりしていて食べ応えがあり、気取らないルーの味と合っていました。黄色でしたが、アメリカのケーキみたいな奇抜な色というわけでもないので、「たしかに黄色だー」と感心するくらい。味もお店のカレーでありつつ、学食のようなおおざっぱさがあるので、いい意味で違和感なく、ちょっと懐かしい気分で食せました。
辛めというか、単純に辛いというよりはスパイスがしっかり効いているという味でしたので、私的にはとてもおいしくいただけたのですが、お子様や、辛いのが苦手な方はちょっと注意する必要があるかもしれません。中辛と書いてありましたが、辛口に近い中辛かなという印象でした。
ミニのカレーでしたが、お上品なお店の盛り付け方ではなく、厨房の中でご飯係がドサッと白米入れて、ルー係にパスしておりゃっとかけて、受け渡し係がハイどうぞ!するタイプのカレーでしたので、ガッツリ目の盛りです。私の感覚だと、ミニが普通盛りくらいのボリュームがあると感じました。
なので、カレーだけで十分にお腹いっぱい。
腹ごなしができたので、新潟駅に戻って、目的地へ向かうことにしました。