無職になって半年 残念無職生活半年、リタイア生活を始めて問題だったこと

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前回はこちら

 今回は、この記事の続きになるため、できれば上記の記事から読んでいただけますと話が分かりやすいと思います。

無職になってからの生活ーよくなかったことー

よかったこと
・平日休みの楽しさを知った
・意外と自堕落にはならない
・思い付きを実行に移せるようになった

わるかったこと
・お金がかかることをしてしまいがち
・食事が増えて、デブになった
・時間はあるくせに、結局やることを次の日に回してしまいがち

 「よかったこと」は前回の記事で紹介しているため、今回はいきなりわるかったことの話となります!

娯楽費が思っていた10倍でした(笑)

 ちょっと諸事情で上手く家計簿がまとめられなかったので、簡略的な紹介となりますが、予想と現実はこんな感じにギャップがありました。

Q.見通し甘くない?

A.ごもっとも

ギャップのあった部分・税金

 堂々の第一位が、税金

 もちろん、退職前から分かっていたことではあるのですが、実際に自分で税金を払う手続きをしてみると、〇年前払いなどの選択制になっているものが多く、これによって辞めた直後は一気に20万超えを支払う羽目になりました。
 ……分割で払うより得なので……税金の時点で得もなにもって気もしますが……。

 覚悟はしていたものの、やっぱり家計簿においてのインパクトが強く、払い方によって今月と前月で支出が何十万も違う!!みたいな厄介ものでした。

ギャップのあった部分・趣味娯楽費

 それから、趣味娯楽に使う費用

 これは、時間に余裕ができたので「あれやってみたい!」という情熱が止められなかった結果……まさか、平均して10倍も多く出て行っているとは。軽く集計してみて初めて自覚できました。反省。

 5日間程度の長めの旅行に行ったり、クルーズ旅行に行ってみたり、日帰り旅行に行ったり、ゲームセンターでゲームをしてみたり、カフェ巡りをしてみたり、健康増進のためと歯科矯正・ジム通い・形の悪かった足の治療(保険適用外)をしてみたり。

 自由に使える時間が増えたという感動と、1年後無職生活を続けるか決めていないので、「これは時間が自由になってる今しかできないかもしれない!」という言い訳で使うお金が増えたように思います。
反省。

 クルーズ旅行を終えて、ひとまずやりたいことをだいたい終えたあたりからは、少し落ち着いてきて、大きなイベントで一気にお金を使うことは思いとどまれるようになってきました。ただし、暇な時間が多いとコンスタントに出ていく趣味娯楽費が思ったよりもあるということを自認もしました。

 【私が暇な時間が多いと使ってしまうお金

・書籍代 → 図書館へ通う予定だったが、夏の間は暑くて通えないし、読んで楽しかった本にはお金を払いたくなる性分なので電子書籍で買いなおしたりしていた。また、漫画は図書館にほとんどないので、仕事をしていたときより3倍以上は多く購入するようになった。

・オタク趣味代 → 社会人生活をしていたときは、休日や休日に残っている気力にしばりがあったのでできていなかったことが出来るようになり、近場、ときには東京で開催される「原画展」というものを巡る趣味ができてしまいました。これにより、所謂「遠征費」だったり「チケット代」、会場でつい購入してしまう記念絵画集などの「グッズ代」がかさむように……。

・喫茶代 → いわゆる、ラテマネー。ラテマネーというのは、「仕事前にコンビニでラテを買ってしまう習慣のある方にその分のお金を使わなかったら1年でこんなに節約できたんだよと教える話」がもとになった言葉で、ついつい習慣化しているちょっとした支出のことを指します。
 私の場合、正社員時代はコンビニなどは寄らずに会社の水を飲んでいました。そのときは、「オフィスで飲むコーヒーはなんかOLって感じで格好良く感じるけど、実態は仕事の方に意識がとられて味が分からないから水でいいや」と思っていたので、退職後もこういう出費が出るとは思っていなかったのですが、
 実際に退職した後は、「喫茶店でゆっくり過ごす時間」に価値を感じてしまい、出費をするようになりました。1か月に5回くらいだと思いますが、波があるので場合によっては1週間に4、5回カフェに行くこともあり、よくないなぁとこの頃ようやく見直し始めた次第です。

 このように、見直せるものから、今後もある程度の出費は予算として組み込んでいた方がよさそうと思うものまでありました。

 私の意思が弱いといえばそれまでなのですが、実際に生活が変わるまで見えてこない支出というのは誰しもにあるものではないかなとも思います。

反省と計画修正

 仕方ないので、計画……今の生活費の修正ですね。
 私の場合は、幸い誰かのために使うお金などではない遊興費がかさんでいるだけなので、極論は我慢すれば働かなくても問題ありません。
 税金については、前年の所得に応じて金額が変わるので、2年目まで様子をみます。

 ただ、今趣味娯楽費として多く出費している分は、せっかくの趣味なのでこのまま続けたいという思いもあり……。
 その分を少しだけバイトなどで稼ぐか、他を少し削るか……そんな感じで微修正していくつもりです!

体重が……

 無職生活の2つ目の弊害だったのは、体重管理。
 人によって在職時の生活と無職時の生活は違うので、あくまでも私の場合はなんですが、無職になってからの方が運動量は増えたのに、食べる量が増えて体重が増えてしまっていると思われます。

 その体重、なんと52kg→57kg

 うーん、病気かな?ってレベル。退職直前の体重は計っていないので、正確には会社で健康診断をして52kgで、その半年後に会社を退職して、前回の健康診断から1年後に市の健康診断を受けたら57kgだったという状況です。普段は体重計らない生活してたので……。

 5kg増量はマズい!!!
 健康診断でも、メタボ手前と言われてしまいました。
 自分では、在職時代が1日8~10時間椅子に座りっぱなしのパソコン仕事だったので、無職になってからの方が、あちこち歩いて活動的に生活していたつもりでした。だから体重もそんなに変わっていないだろうと楽観的に思っていたのですが……。

 おそらく原因は、「朝ごはんをしっかり食べるようになった」と、「お菓子作りでバター等をたっぷり使ったものを定期的に食べていた」の2つだと思われました。
 朝ごはんは、会社員時代はパン1つ程度で済ませており、食卓につくこともなく用意しながら片手で食べる生活をしていました。退職後はのんびりと過ごせるようになったこともあり自炊がはかどったので、朝昼晩あまり区別のない量と献立を食べる生活になりました。献立はちゃんと魚も野菜も多めだったのですが……なにぶん1食が外食で定食を頼んだ時の量だったので。
 反省して食事量を見直してからだと、散歩程度では消費できないカロリーだったなと思います。
 お菓子については、会社員時代の方がストレスでチョコレート1箱一気食いなどしていたのでこの程度で太るとは思っていませんでしたが、そのストレスやお昼ご飯を少なめにしていたことで体重を制御できていたのか、あるいは朝から炭水化物を食べることの威力が思っていたより大きかったのか。

 まぁ、だらだらと原因を考察していても、太ったものは太った。現実は変わらないですし、病気の危険もあるとまで言われてしまったので(あくまでもこのままの生活を続けていたら将来的に……という言い方ではありましたが)、ダイエットは開始しました。

 チョコザップを契約して運動をして、食事量は見直して昼はそのまま、朝と夜は控えめに。
 これでどうにかなればいいのですが……。

・追記・
 それから半年程度見直した生活を続けて、54kgまで落とせました~!

無職生活に慣れて、だらだらしがちに

 9年勤めた会社を辞められたときは、晴れやかな気分で「これから好きな事をがんばるぞ!」という意欲に満ち溢れていたんですが……。

 いやー、半年以上経つと、その時感じていた平日に会社に行かなくてもいい幸せに慣れきってしまい、当たり前の日々にだらけてしまいがちになりました。

 無職生活を続けてみての率直な感想は、毎日が土曜日。土日祝日が休みの社会人生活を続けていたからこの感想になるのですが、毎日の感覚が、明日もう1日休みの残っている休日になるなと思いました。
 暇すぎて困るというよく聞く感覚はまだ分かりません。確かにヒマはあるのですが、やりたいこともいろいろとあるし、娯楽にはキリがないので、暇すぎて困るという感覚になるのはあと10年くらい必要な気もします。

 なので、やること・やりたいことはあるんです。ブログもそうですし、読書、映画鑑賞、インテリア、勉強、バイトなどにも挑戦してみたいと思っています。

 どれもこれも生活のためのものではなく自分が興味を引かれてやりたいと思っていることです!

 が、やるための腰がちょっと重くなりがちなことといいますか……読書でも絵本ではなくハリーポッターシリーズ全巻を想定していただければ分かると思うのですが、「毎日休みだからできること!」と目標に立てた結果自分でハードルを上げてしまいました。

 「今日やらなくても、明日すればいいや」
 という怠惰な気持ちに負けて、ダラダラと、上記のような「やりたい度80・やるために必要な気力70のこと」ではなく、スマホをいじったりする「やりたい度40・やるために必要な気力5」のことをしてしまっているのが現状です。

 このへんは気力の問題でもありつつ、ずっと休みが続くからこそ、やりたい!という気持ちが最大限に高まったときにやればいいさ、とある程度楽観的に考えていますので、あまり問題だとも思ってはいないのですが、退職する前はこんなに無気力になるとは思っていなかったなーと感じているので取り上げてみました。

無職生活の弊害は、たぶん、もっとある

 今回はこれらを取り上げましたが、無職生活の弊害自体は、今後ももっと出てくると思います。

 例えば、自分の社会人力について。
 無職生活を半年続けて、また週5毎日朝6時前に起きて満員電車で通勤するという日々が再開されるとしたら……と現役時代のことを考えるとちょっとイヤだなと思ってしまいます。
 当たり前にできていたことの感覚を忘れてきているといいますか……。

 現状、また仕事が始まったら対応できる力は残っていると思います。なので、今困っていることではありません。
 ただ、うっすらと思うのです。1年後にはもう社会人生活に耐えられない体になっているのではないか、と。

じゃあ止めるのかと聞かれるとそんな選択肢はない

 今回は半年たって感じることを取り上げましたが、おそらく、この生活が続くにつれて楽しいと思うことも困ったなと思うことも、どちらも増えてくると思います。

 ただ、この生活は総合的にとても楽しいです。まだ、やりたいことをやりつくしたとも思えませんし、仕事が恋しくなったとも思いませんし、収支的に働かないと生活ができないような状況にもなっていません。

 なので、今回、リタイア生活を半年続けてみて感じる困りごとについて紹介してみたものの、この生活自体を変える気は全くありません。
 ご紹介したような、ちょっとした計画の修正や改善を図りながら、まだまだ無職生活を楽しみたいと思います!

 

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