この記事を読んで分かること
・退職後に最初にハローワークに行くとき(求職申込と失業保険申請)に持っていく書類
・退職後に会社から送られてきた書類(私の場合)
・退職~ハローワークへ行くまでの流れ、どのくらいかかるか
この記事の筆者情報↓
ブログ筆者は3/31付けで退職したので、そこから必要書類の到着を待って、4月中旬にハローワークへ失業保険の手続きをしに行きました。
今回は、手続きに行くための書類の記事となりますので、日付で言うなら4/10にやったこと、となります。
なお、本記事に掲載している情報は、2024年に一連の手続きを福岡県で行った経験をもとに記載しています。今後の制度改正や都道府県による対応の差がある可能性がございますのでご注意ください。
ハローワークへ持っていく書類一覧
ハローワーク初回来所の持ち物チェック
□離職票(必要事項を記入した「雇用保険被保険者離職票ー1」と「雇用保険被保険者離職票ー2」の2枚の原本が必要。退職してから10日前後で元勤め先から送られてくる。)
□個人番号と身元確認書類(マイナンバーカード1枚でOK。ない場合は後述する複数の書類が必要。)
□本人名義の預金通帳かキャッシュカード
□タテ3㎝×ヨコ2.4㎝の証明写真2枚(毎回マイナンバーカード提示するなら不要)
□求職申込書を書くための学歴等が分かる書類、もしくは事前にネットで仮登録を済ませておく
□書類をいれるためのクリアファイル等を持っていくと便利
□ハローワークが混んでいる時期は、筆記用具や膝の上で書ける下敷き等があると便利
□前職が船員だった場合は船員保険失業保険証および船員手帳
書類について
※退職後に行う手続きは、失業保険関係だけではない!余裕をもって!
まず、私の場合は、2024年3月の時点で有給消化期間になり、仕事には行っていませんでしたが、正式に離職したのは3/31で、翌日4/1から無職になりました。
ハローワークの手続きに必要な離職票もそうですが、退職した後でないと発行できない書類は多いので、正式に退職した後数週間は手続きしないといけないことが多くなり、忙しくなるタイミングです。
ハローワークの手続き以外で、私が4月に行ったこといえば、下のようなものですが、これらほとんどが正式に退職しないと動けない事柄でした。
・中退共の解約手当金(退職金)請求
・年金の、厚生年金→国民年金への切り替え
・健康保険の、協会けんぽ→任意継続への切り替え
・iDeCoの保険者種別の切り替えと、掛け金額の変更
これに加えて、市民税等の請求がきたものを支払っていました。出費額的な意味でも、手続きのためにいろんな所へ行くという時間が必要的な意味でも、退職月(退職日によってはその翌月も)は余裕が必要になると思います。書類自体を準備するのも大事ですが、まずは手続きをする余裕を捻出しておきましょう。リフレッシュのために長期旅行に行きたい方は有給消化期間に済ませておくか、有給などないという方も、退職後すぐではなく失業保険を貰うために必ずハローワークへ行かなければならない認定日が決定した後に回した方が無難です。
退職後10日前後送られてくる離職票が必須
ハローワークへ申請を行うための一番大事な書類は「離職票」といって、退職後に勤めていた会社から送られてきます。
離職票は「普通に」退職手続きができていれば送られてくる書類です。
正確には離職証明書という書類を会社が書いてハローワークへ提出して……という手続きがあるのですが、そこは会社がやることなので、我々退職者には基本関係ありません。
退職を会社に申し出たら、必ずいくつかの書類を書くよう会社に求められると思います。基本的にはその中に入っている書類を記入して提出していれば、退職後に離職票が送られてくるという流れになるはずなので、会社に言われるがままに手続きをしていれば条件をクリアしている場合がほとんどだと思います。
ごくまれに送られてこないトラブルがあると聞いたことがありますが、その場合は退職日等が確認できる書類で代用できる可能性があるらしいので、ハローワークへ相談してみてください。勤めていた会社と険悪な関係でない場合は、その前に一度離職票の準備状況について確認するとよいと思います。退職者が求めても離職票を作成しないのは雇用保険法に違反しています。
なお、退職してから職場が離職票を送付してくれるまでには少し日数が必要です。私の場合は、3/31付けで退職して、4/10に郵便ポストに離職票が届いていました。
勤めていた会社は比較的きちんとしたところだったので、しっかり送付票付きで送ってくれました。分かりやすい!
会社から送られてくるもので、ハローワークの初回(申請)手続きに必要な書類は1番上と2番目の離職票です。下の方に羅列されている書類は全て失業保険に関する説明関係の書類ですね。
まずはこれらの書類の内容を確認して、記入が必要な個所を埋めていきます。所要時間はだいたい10分程度で済みます。
離職票-1
同封の書類を見ていくと、まず「離職票-1」(※上の方に-1と書いてあります)が入っていました。
上から、自分の名前や勤めていた会社の名前、離職区分などの、ハローワークが把握すべき属性が、手もとに来た時点で印字されています。その下の点線で囲まれた空欄部分も含め、書類の上半分は機械で印字するシステムのため、手もとに来た時点では何も書かなくて良さそうです。
6番の個人番号だけはハローワークで記入することになりましたが、「ハローワークで身分証を確認してもらってから記入する」欄のようで、事前に書いておく必要はないらしいです。
離職者が事前に書いておく必要があるのは、下の部分、青いしかくでかこった「求職者給付等払渡希望金融機関指定届」の欄です。
ここに失業保険を振り込んで欲しい口座の情報を記入します。ハローワークに行ってから書くと面倒なので、向かう前に家で書いておきましょう。
また、手続き時には確認のためにここに書いた口座情報を確認できる通帳かキャッシュカードも必要となります。記入するときに見て確認すると思いますので、確認後に一緒にハローワーク用の荷物の中に入れておきましょう。
ちなみに、私はインターネットバンキングを登録したかったのですが、それだと通帳が存在しないので別のところへ書き直しました。(新しい用紙が必要になってしまうかと不安になりましたが、間違った箇所に訂正印を押しておいたらそのまま通りました)
ネットで調べてみたところ、インターネットバンキング(ネット銀行)や外資系口座は振込先として指定できない場合が多いらしいです。現代の流行りを考えるとインターネットバンキングは今後どんどん使えるようになっていきそうですが、スムーズな手続きをしたいなら、実店舗ありの大手銀行や地銀など無難な銀行口座を指定した方がよさそうです。
ゆうちょ銀行なら100%通ると思います。
金融機関コードと店舗コードも申請者側が記入するタイプの様式のため、ここも調べて記載する必要があります。たいていは店側が記入する欄のイメージがありますが、ハローワーク職員さんたちにそんな暇はないのでしょう。
馴染みがないと思うので、分からない方は以下のサイトを使っていただければ、簡単に金融機関コードと、続けて支店コードも検索できるようになっています。支店コードは通帳にもキャッシュカードにも載っていると思うので、そちらを見ていただいてもOKです。
上記サイトのスマホ用バージョン
離職票-2
離職票-2は手元に郵送されてきた後に記入する欄は少ないです。勤め先の情報と、失業保険の金額の計算元となるこれまでの給料額が証明してあるので、間違いがないかの確認は必要かもしれませんが、私はしませんでした(^-^;
隠し立てする理由がないので、給与額は白塗りしないでおきます。私と同じくらいの給与額であれば、貰える失業保険の金額も同じくらいかもしれませんね。
あらためて振り返ると、給与額はそれなりに多かったんだなぁと思います。ここから引かれるものが多く、手取りは20万を余裕で切っていたので不思議な気分。手取りでこれだけもらえていたら、会社を辞めることはなかったのかもしれません。
離職票-2の表面には離職者が記入すべきことはありません。
ただし、2回目以降の手続きで身分証明書(マイナンバーカード)の確認を省略したいなら、右下ある写真欄というところに所定のサイズ(タテ3㎝×ヨコ2.4㎝)の証明写真を貼っておきましょう。(もう1枚、今後もらう「雇用保険受給資格者証」にも必要なので、証明写真は合計2枚必要です。)
初回は全員個人番号と身元の確認が必要となりますが、認定日などの以降の手続きについては、初回手続きで証明写真を提出した人はマイナンバーカードの確認が免除されます。毎回カードを出すのが面倒な方と、そもそもマイナンバーカードを取得していない方は、証明写真を撮って貼っておきましょう。
証明写真は、ご自宅の近所で撮影してきてもいいですし、ハローワークの敷地内にも備え付けてある場合が多いのでそこで撮ってきてもいいと思います。
私は証明写真をわざわざ撮ってきましたが、別にここは空欄のままでもデメリットは少ないと思います。毎回の身分証確認と言っても、認定日に書類を受け取るタイミングでマイナンバーカードの確認作業が入るだけなので大した手間がかかるわけではありません。証明写真代と手間とどっちをとるかは人によるとは思いますが、証明写真は、証明写真機で撮影すると一度に複数枚出てきます。今後履歴書などにも使うことを考えて、使用用途に余裕があるなら離職票にも添付すればいいかなと思っています。
私のように、再就職を急いでおらず証明写真の他の使い道がない人は、無理に用意する必要はない。というのが、私の失業保険手続きを終えたあとの感想です。
離職票-2は、こちらの面の方が記入欄が多いです。これも表面と同様に、会社側の申告でチェックがされた状態のものが届きますので、間違いないか確認が必要です。(例によって私は……(^-^;)
私の場合は、FIREという完全なる「自己都合」での退職でしたので、上の画像のようにチェックされています。これが間違っていると、失業保険の金額にも影響してくるので、できれば目を通しておきましょう。
離職理由に異議がなければ、下のほうの青いしかくでかこった欄を記入します。
私の場合は手元に届いた時点で会社側が印字をしていた欄がありました。私の署名を勝手に……!?と思ったのですが、内容に異議はなかったので、一応横に直筆で署名して提出したらOKを貰いました。
離職理由の詳細など、どの程度印字をしておくかは会社によるみたいですので、印字されていなかったら書く、といった感じで大丈夫だと思いますが、「同上」と「離職者氏名」は直筆で書いておきましょう。
ちなみに、勤めていた先がブラックで、会社都合なのに一身上の都合で離職票が印字されてきたりなどの間違いがある場合は、失業保険の申請をする前にその旨をハローワーク相談してみましょう。長時間残業や遠隔地への異動辞令などは、特定理由離職者として離職理由を変更してもらえる可能性があるようです。
一度自己都合による退職として申請が済んでしまうとくつがえすのは難しくなるはずですので、必ず申請を通される前に相談しましょう。理想としては、退職が決定した時点で相談を開始して、どんな証拠をとればいいかなどの指示を受けておくことかと思いますが、私はこのパターンの実体験は持ち合わせていませんので、このブログは参考になりません。ハローワーク等の相談先団体や、経験した人のブログなど参考になりそうなところへ行きましょう。該当する方は……どうか勝利を!
離職票についての注意
私の場合は該当しなかったので実体験レポートができませんが、退職後に国民保険の減免を申請する場合など、特定の手続きに離職票が必要になる場合があるそうです。
離職票はいちどハローワークへ行って求職申込と失業保険受給の申請をしてしまうと、ハローワークの方で回収されてしまい、手もとには戻ってきません。
そういった手続きがある場合に備えて、念のため届いたときにコピーをとっておいた方が安全かもしれません。ハローワークの手続きは原本を提出する必要があるので、とったコピーと取り違えないようにだけお気をつけて。
翌日ハローワークへ行くために、その他必要書類を準備
会社から送られてくる書類は以上です。他にも必要な書類があるため、それも一緒に持っていけるよう準備をしましょう。
私の場合は幸いてこずることもなくササっと準備できたので、離職票が届いた翌日にはハローワークへ申請に行くことができました。人によっては準備に時間がかかると思いますので、退職後早め早めに書類を準備しておくとよいと思います。
離職票以外にハローワークへの申請に持って行ったものは以下の通り
個人番号・身元確認書類
私の場合は、マイナンバーカードを作っていたので、これ1枚で済みました!
ただし、失業保険の申請には、「個人番号の確認」と「身分証明」が必要であるため、マイナンバーカードがない場合は、個人番号の確認のための書類を1点と身分証明書となる書類を1点か2点用意しなくてはなりません。
ややこしいのでフローチャートにするとこう
持っていく書類のパターンは3パターン
・マイナンバーカードのみ
・①個人番号確認書類と②身元確認書類(1)を1点ずつ
・①個人番号確認書類1点と②身元確認書類(2)を2点
②身元確認書類(2)は同じ名目の書類の1ページ目と2ページ目などでは2点とみなされないので注意です。
証明写真2枚
離職票-2のところでも少し書きましたが、毎回マイナンバーカードを見せる手続きを省きたいなら、証明写真が必要です。要件としては、
・タテ3㎝×ヨコ2.4㎝の大きさ
・2枚
・3か月以内に撮影したもの
・正面上三分身のもの(要するに正面からのバストアップ写真でちゃんと顔が確認できるもの)
です。
1枚は離職票-2に張り付けて、申請時に提出。もう1枚は台紙のまま申請日に持っていけば、職員さんが切り取って預かってくれて、後日もらう「雇用保険受給資格者証」という、失業保険の認定時に毎回持っていく書類に張り付けておいてくれます。
なお、指定のサイズは、面倒なことに証明写真機ボックスでは選択できない場合もあるサイズです。私は失業保険はポピュラーな手続きという認識だったので、写真機ボックスの中で所定のサイズが選択肢になくて焦りました。「えっ?!私がサイズを覚え間違ってた??」みたいな。
その場合は、指定より少し大きいサイズ(ポピュラーな撮影機「Ki-Re-i」で選択できる履歴書サイズのタテ4㎝×ヨコ3㎝など)で撮影して、周りを切り取るといいと思います。写真の周りには切り取りやすいようメモリがついているものが多く、少々の誤差は許された(実体験)ので気楽にどうぞ。
ちなみに、服装についてはなんでもOKですが、スーツかある程度フォーマルな上半身で撮影することをおススメします。写真機ボックスでは一度に何枚も撮影できますし、余った分は履歴書にも貼れるので、できるだけそれっぽい服にしておきましょう。
マイナンバーカードを持っていない人は必須ですが、カードを持っていて、ハローワークの手続きのたびに確認作業が入るのが苦ではない方は用意しなくてもよいです。
失業保険の振込先が分かる通帳かキャッシュカード
離職票-1に書いた口座と同じ口座情報が確認できるものが必要となります。インターネットバンキング(ネット銀行)と外資系口座は受け取り不可とされることが多いそうなので、通帳かキャッシュカードのある口座を指定することをおススメします。
その他、私が一応持って行ったものと、立場によっては必要になるもの
・クリアファイル 新たにもらう書類も発生するのでハローワーク関連の書類をまとめて入れるファイルをひとつ作っておくと便利です。すごく便利でした(体験談)。
・印鑑(認印) 訂正が発生した際に持っていると便利と聞いて
・筆記用具と消しゴム 何かを書かなければならなくなった場合、繁忙期のハローワークは置いてあるえんぴつが使用中で困ることもあるらしいので
・下敷き 繁忙期のハローワークでは記入台が埋まっていることもあるので、膝に下敷きやノート等を置いて、そのうえで書類を書いた方が早いかもしれません
・前職が船員の場合は船員手帳等が必要
求職申込のための準備も必要
ここまでは、失業保険を受け取るための公的書類系の準備について紹介してきましたが、もう1点、大事な準備があります。
それは、求職申込をする準備です。
求職申込とは、ハローワークに自分の情報や希望する求人の条件などを登録し、職探しができる状態になることです。ハローワークにくる人の中には、私のように失業保険が受け取れればそれでいいという就職意欲の低い人間や、ハロワークの求人には応募したくないと思っている人もいると思いますが、失業保険を受給するにはいくつか条件があり、そのうちの一つに、ちゃんとお仕事を探しています!という立場でいることが求められています。そのため、失業保険を受給するための申請には、ハローワークに求職者として登録する作業がセットになっているのです。あきらめましょう。
登録する内容は、ハローワーク以外の求職サービス、たとえばリクルートなどでも初回利用時に登録を求められる基本情報です。
・氏名、住所などの基本情報
・希望する求人の条件
・学歴、職歴、保有資格など、就職に関わる経歴
この3つが必須の情報となります。
さて、ご自分の高等学校の卒業年と、免許/資格をとった年月日、希望する就職先のエリア、すぐに言えますか?
記入自体の時間がかかることもさながら、遠い記憶になっている学歴や職歴、持っている資格の正式名称を調べて記入しなければならず、人によってはいろいろな資料をひっくり返しながら記入していくこととなると思います。私もそのクチで、幸い高校時代の就職活動時に記入した履歴書のあまりを保管していたのでどうにかなりましたが、ハローワークの全手続き書類の中で一番面倒だった気がします。
この思い出すのにも、調べるのにも、記入(入力)するのにも時間がかかる面倒な手続き。避けては通れませんが、できるだけ落ち着くタイミングで腰を据えて登録すれば少しは楽になるはずです。ここでやり方を確認して、自分に合った方法で登録してください。
あと、記入(入力)した内容はスクリーンショットや用紙をコピーして残しておくと、ハロワークの他に民間の求職・転職サービスに登録するときにもう一度調べる手間が省けて便利です。
どのタイミングでも登録できないと、最悪、せっかくハローワークまで出向いたのに手続きが進まなかったということにもなりかねません。
求職申込をする方法3パターンの紹介
①ハローワークに行く前日までに、インターネットサービスから「仮登録」しておく
ハローワークへ行って申請をする前に仮登録を済ませておけば、ハローワークでは職員さんが登録内容を確認してから本登録の手続きをチョチョイと済ませてくれるので、ハローワークで登録作業をするよりスムーズに終わります。
おススメできる人
・紙に書くより、スマートフォンかパソコンで入力する方が楽。
・ハローワークではなく家で登録したい。
・自分の経歴に関して、資料を見ながら入力したい。(学歴や職歴を正確に記憶していない)
・求職活動の際に、自分のスマートフォンやパソコンからハロワークの求人を検索したい
おススメできない人
・インターネットが苦手
・ハロワークインターネットサービスの使い方がよくわからない
ブログ筆者は、この方法で登録しました。
公的機関のサービスであるため、リクルートやdodaのような分かりやすさがなく、どのボタンから登録すればいいのかよく分からず苦戦もしましたが、当日の手続きは、総合窓口で登録後に出てくるページを見せれば記入書類を大幅に減らせてたいへん楽になるので、一番おススメの方法です。
当日でもできなくはないと思いますが、入力情報が即時ハロワークに共有されるか不明なので、退職日~ハローワークへ初めて行く日の前日までに、できるだけ早く済ませておくことをおススメします。
(入力欄が退職を前提としたものだったので、在職中のうちに登録できるのかはちょっと分かりません。)
登録の手順
「ハローワークインターネットサービス」というサービスを使って行います。
ハローワークインターネットサービスはその名のとおり、インターネットでハローワークの機能を利用できるサービスです。登録することで求人票の検索などもできるようになるので、この機会に登録しておくのが、圧倒的おススメです!
(求職申し込みを紙の書類で済ませた後でも登録することは可能です。)
リンク先の「ハローワークインターネットサービス」で青い「仕事をお探しの方」の欄の中の、「マイページを開設して求職申込」をクリック。
メールアドレスを登録して、下記の手順を進めていくと、ステップ4のところで、本来ハローワークに行って紙の用紙に記入するべきことをスマートフォンやパソコンから入力でき、ハローワーク現地での手続きを大幅に減らすことができます。
ステップ4に辿り着いた後の入力方法は、下のリンクから飛べるページで解説されています。
インターネットサービスを通しての入力は、強制ではないものの自己PRの入力欄などもあり、ずっとやっていると疲れてしまうと思います。
しかし、ハローワークはカフェや遊園地のようなハッピーな空間ではないので、その雰囲気の中で何枚も書類を書くのも、希望の職種などを考えるのも、家で入力するより精神的に疲れてしまうことが予想されます。
くどくて申し訳ございませんが、インターネットが使える環境ならば、事前にお家で余裕をもって登録を済ませておくことを全力でおススメします。
少なくとも、私は4月の繁忙期真っただ中のハローワークで求職申込を経験して、ネットで仮登録を済ませていてよかったと心底思いました。
おススメです!×100
②紙の求職申込書を事前に入手して、ハローワークへ申請に行く前日までに記入しておく
「インターネットでダウンロードしたものを印刷して記入しておく」方法と、「求職申込と失業保険の受給申請を行う前に余計に1回ハローワークへ出向いて求職申込書だけ貰って帰る」方法がありますが、
どちらも所轄のハローワークによっては受け付けてくれない可能性がありますのでご注意ください。
おススメできる人
・インターネットサービスで入力するのは難しいが、申請日当日にハロワークで記入するより家でゆっくり内容を整理しながら記入したい
・ネットで入力するより紙に記入したくて、家にプリンターがあったり、ハロワークが近かったりして、上記の方法がそこまで手間だと感じない人。
※所轄のハローワークによっては、ダウンロードしたものや事前に記入したものを受け付けてくれない可能性があります。事前にご確認ください。
おススメできない人
・できるかぎり手間を減らしたい人
・不確実な方法は避けたい方
いくつかのハロワークのサイトを見てみたのですが、なんだか求職申込書をダウンロードできるところとできないところがあるようで……。
公式に推奨されている方法ではないので、お近くのハロワークの扱いによっては、ダウンロードしたものを利用したり、申し込み前に求職申込書だけを貰って帰るということができない可能性があります。
私が確認したのもアメーバのブログで、実体験があるわけでもなく、しっかりとしたソースのない情報なので、可能かどうかは事前に所轄のハローワークへご確認ください。すみません。
可能な場合は、↓のページの「求職申込書に記入する」というところをクリックしてPDFを表示、ダウンロードして、印刷する。あるいは、ハローワークへ出向いてもらってきたものを記入して、申請日に提出してください。
③求職申込と失業保険の受給申請の手続き当日に、ハローワークへ行って入力、または記入をする
ハローワークにはインターネットサービスに接続されたパソコンも、紙の申請書もあるので、好きな方を選んで登録することができます。
おススメできる人
・職員さんが近くにいる環境で登録したい人
・登録する前に相談したいことがある人
・パソコンで入力したいが自宅にはパソコンがない人
・ハローワークの雰囲気や登録手続きをじっくり楽しみたい奇抜な趣味をお持ちの方
おススメできない人
・登録するための学歴や職歴、免許や資格の情報を覚えていない人(あるいはハロワークの現地で確認できない環境の人)
・ハローワークでの手続きに時間をかけたくない人
・待ち時間や混雑が苦手な人(子供などの苦手な同伴者がいる場合も含みます)
・1月や4月などのハローワークの繁忙期に申請を行う人
希望条件などじっくり考えないと登録できない内容もあるかもしれませんし、ハローワークが込み合っていてパソコンが使えなかったり記入のスペースが足りない可能性もありますので、できるだけ事前の登録をおススメしたいところですが、それがむずかしい場合は、当日に登録をしてください。
総合受付に行って、初めてのハローワークである旨を伝えれば、離職票等の必要書類の確認のあとに登録について説明してもらえるはずです。分からないことは質問できるはずですし、登録に不安がある方や、そもそも離職票の内容に異議があるなどの相談を先にしたいと思っている方は、現地での登録をした方がいいかもしれません。
このブログでは実体験をもとに、インターネットサービスで事前登録することを熱烈推奨していますが、ハロワークの従来の手続きは紙の記入一択でしたし、当日登録する人が一番多いと思います。
とくに準備不足という扱いは受けないと思いますのでご安心ください。
しかし、繁忙期に行く方は、込み合い具合を覚悟して、できれば筆記用具と下敷きなどの膝の上でも書けるようなものを持っていくといいかもしれません。
まとめ
退職後にハローワークの利用登録(求職申込)と失業保険の受給申請をまとめて行う場合、以上の準備が必要となります。
やる気のない人には、求職申込の仮登録が失業保険を貰うための全行程でいちばん面倒なところかもしれませんが、避けては通れないので、最初に乗せているチェックシートを活用して、忘れ物のないようにしておきましょう。
ブログ筆者は、今回の退職がハローワークという場所に初めて関わる機会になったため、失業保険の手続きができるか不安もありましたが、……まぁポピュラーな手続きですので。ハローワークにさえ行けばなんとかなります、というのが結論です。分からないことがあっても、とりあえず上に書いてある書類を全部持ってハローワークへ行きましょう!